夏休みの出来事まとめ

marumo552011-09-14

 とっくに夏休みと言える期間は終わり、後出し絵日記のまとめ。
8月3日 望月、谷先生、中鹿先生の3人による、京都府の教員研修
8月4日 修論前期修了の口頭諮問
8月5日 筑波大学藤原先生集中講義のチャンスにポスロコッソでの会食・意見交換
8月19日から21日 福岡教育大学「障害児心理学」集中講義
8月23日から28日 中国河北省秦皇島でのJICA主催の自閉症児教育研修
9月6日から7日 ゼミ合宿(西園寺記念館セミナーハウス)

この間の中国での発見。
●中国の自動車の運転マナーが乱暴であるとか、自己中心的であるといわれているが、
おちついて観察してみれば、これは相互の信頼関係を前提としてものとも感じる。
運転者は、常にほぼ同時に周囲で動く3台ばかしの車が、どういうスピードで自らの車と交差しうる可能性があるか、すばやく予測しながら、一見無理目のところに割り込んでいくようにもみえる。が、これは、いわゆる「みなし運転」というかつて日本でも一般的だったが今では禁じ手になっている、相手がある時間内にはこの位置まできているはず、だからその予想のもとに自分の車の首をつっこむよ、ということの相互了解のよう。一律に「この位置関係ならどっち側が優先である」という思考停止安全ルールで、事故をさけるのではなく、ある種、相手の定常的スピートによる予想進路を信頼しての「みなし運転」の認識共有。歩行者対車でも一緒で。大通りを来るくるまのすれすれに横切っていく人たちも車の速度による時系列位置関係を巧みに判断してすれすれを通る。ここでいたずらに加速したり減速したりすると、歩行者は車の正面や側面の追突しかねない。そう考えると、中国のドライバーの相互の信頼というものはそうとう高い。日本のドライバーは相互に「信頼と予測」の不可能な関係を前提としている。
●であるから、左折(日本の右折)などでも、あいた空間があるから、その間隙を突くために、急発進したりするのは、他の車からみた想定外になるので禁物。同じスピートでおっとりと、ぎりぎりの空間を相互でやりすごす暗黙の安定あり。
 つまり、中国の運転は「太極拳」のような動きにも似ている。等速での動きこそが事故を回避する上で重要なポイントである。
●JICAでの講義に関して
 全国からの特別支援に関わる先生や指導者が参加してきてくれているのだが、今年は、何名が日本語が達者な人もいる。ケースの相談を日本語で発言する人もいた。必ずしも日本在住の経験はないとのこと。たいしたものです。
関空で出国のときに、マンゴーを持ち帰るな、というポスターがわざわざ貼ってあったので、昨年のように麻薬犬におびえつつ持ち帰るのはやめました。

 写真は、SKODAって、珍しいと思ったけどVWグループなんですね。とっくに。