懲りもせず(その2)

marumo552008-07-23

 ビシソワーズ(前々回までのブログ参照)というものを、勝手に、これはジャガイモをベースとした玉葱スープだと考えたとき、玉葱の代わりに別のものを入れれば、際限なくバリエーションが可能ではないか、という発想もできます。
 これも、Sさんの卒論にかかわります。A+B+Cという基本食材による代表的メニューを修得した後、A,B,C,それぞれの食材の特徴、あるいは調理法のどこを気に入り、どこにバリエーションを加えることで、自分の気に入ったsomething newな(「何か新しい」)創作的展開が可能になるか。そうした組織的な展開を支援するプログラムは可能かという枠組みの研究が成立すると思います。代表事例法(だっけ?)に含まれることになるのかな? そしてそれは、既存選択肢の自己棄却と新たな選択肢の創造として、あるいはその創作的行動自身が強化される事態こそが、QOLの第三段階(=POP)といえるかも知れません


 というわけで、これまで挑戦してきたビシソワーズシリーズに、玉葱の代わりに枝豆を使ってみました。

1)ジャガイモ2個をゆでる
2)枝豆2パックゆでる
3)以上にジャガイモの煮汁を加えて(きっと何かの成分があるに違いない)ミキサーで充分に攪拌。
4)これを、いったん鍋に移して、そこに牛乳とサワークリームを入れて、弱火で熱しながら手で攪拌
5)今回、このお鍋が熱いので冷蔵庫で冷やせないので、バスタブに水をはって、そこで粗熱をとる(粗熱ってプロっぽい表現)。
6)それを冷蔵庫で、また冷やす。

 で、冷えた状態のものを飲んでみました。んんん、表面に、サワークリームの「だま」がまるでカビのように浮いているところが、やや問題ですが、飲んでみると、ん、これは、ずんだ餅の中身だあ。

 塩、胡椒を入れて、4)に戻る。そして、5)6)を経て、食してみると・・・
これはなかなかおいしい。いったんインプットされた、ずんだ餅のイメージがどうしても消えませんでしたが。
 次は、枝豆シリーズとして、ずんだ餅を作ってみよう。いよいよ、和菓子への挑戦か?


 写真は、muttoゼミの皆様からのプレゼント。ネコシリーズ。上のネコは、何かにつけ「ニャーニャー」いいます。時間のセッティングをするときも啼きます。説明書をみると、ネコの 顔の鼻の部分に矢印が書いてあって、それが時間・日付・温度計などのフェイズを変えるスイッチとあります。時間設定をすべく、必死に、この鼻を押したのですが時々しか替わらない。妙に、スイッチ感がない。その間、ときどき「早くセットせんかい」と言わんばかりにネコは啼き続けます。だいぶんあれやこれやといじっているうちに、ネコの鼻ではなくて、顔全体がスイッチであることに気づきました。いよいよマニュアル解読能力も低下したかと思って、試しに、いま研究室に禁固3ヶ月で収容されているT内に、やらせてみた。やっぱり必死に、鼻を押している。ぼくが言語的プロンプトを出すまで、鼻をおしていました。ぼくだけじゃないんだな。

 muttoゼミの諸君、本当にありがとう。よく探してきたね。カップも気に入ってます。大事に使わせてもらいます。
mutto先生が帰るまで(帰っても)、諸君は、大事な教え子ですから。夏休みする前に3回生はアポとってください。