バリフリ(その8資料)

 バリアフリーのための心理学では、これまで少数派としての「障害」のある個人と、多数派との関係の中での、抽象的概念の共有についてお話してきました。後者の間尺(ましゃく)で、前者の「能力」を計ってしまうことで、できあがってしまうバリアーを、どのように解消していくか、ということです。
 バリフリの最後の章は、「援助者」と「被援助者」の関係の中で、「他立的自律」という目標やプロセスにおいて、当事者の「自律」部分を援助者が「侵襲」(これも一種のバリアーと考えて)しないためにどのような方法があるのか、について、FC(Facilitated Communication)という、かつて社会問題になった「援助方法」を取り上げて考えていきます。
 授業資料(11BF8)が、WEB-CT上にアップされていますので、受講生の人は、各自DLして授業に臨んでください。